明治図書 授業力&学級経営力 10月号から連載開始

明治図書の月刊誌「授業力&学級経営力」の10月号から連載を始めます。
連載タイトルは、田中博史の「授業・人」塾　とそのままです。
全国を回りながら若い先生たちの悩み相談会を無料でやっていますが、その中から聞き出した彼らの本音の質問にどう答えていくか。さらにそこから考えるこの国の教育課題と、教師教育の課題について意見を書いてます。
結構、タブーにも触れてますが、（笑）、特に最近、強められているスタンダードが引き起こすマイナス面についてたくさんの先生方から逆効果だと意見も届いているので11月号にはそれにも触れてみました。来月のシンポジウムでも議論したいと思います。
もともとは若い先生でもある程度の授業を・・と願っていたはずのスタンダードが力のある創意工夫できる先生たちまで引き下げてそろえなければならないと目的が変わってきている傾向があるということで心配です。これではますますレベルが下がってしまいます。
そういう地域は例外なく指導する側が勉強不足であることが多く、ご自分が若いころ自費で外部の諸団体の研修会などに参加した経験がない方たちばかりです。今のこの傾向は工夫を求めない大人には楽でいいでしょうが、頑張る先生たちの意欲を損なっていることに早く気が付くべきです。
そろえることで安心しているのは大人なのに、自分は地域で買い物する時に一円でも安くと努力するお店に買い物に行くんですよね。
この国は学習指導要領で内容は示すけど、授業づくりの方法は現場の創意工夫に任すといういい文化を持っていました。だから先生たちがそれぞれ研修会を開いて自己研鑽して発展してきたはずなのに、最近では何でも揃えたがる傾向があってまるでフランチャイズ化していくお店を見ているようです。ただ旅をしながら、最近出会った力のある教育長、管理職、委員会のトップなどがその問題意識を持ち始めていて、そういうたのリーダーたちから声が上がり始めました。応援したいと思います。

子育て支援講座 実施中

最近は、先生方向け講演だけではなく、保護者の方対象の講座の依頼もたくさんいただくようになりました。
先日は和歌山県の橋本市の公民館で、子育て支援講座。会場には熱心なお父さん、お母さん、そして祖父母の皆さんで満員。みんなで楽しく「考える力を育てる子育て・家庭教育」について遊びながら体験しました。ここは実は昨年も行ったのですが、好評だったので継続して行うことに。既に来年度の計画も進んでいるようです。
子育て支援講座は、大阪でも今年は二か所行います。いずれもPTAからの依頼。
また東京地区では、放課後アフタースクールでの活動も予定しています。さしあたり湘南地区からかな。都内からも依頼がありますが、受験に関わることはしないので、今のところお断りしています。
それにしても保護者の方の子育てに関わる熱意をひしひしと感じます。そして悩みもよくわかります。少しでも手助けになればと思いますが、子育てにも教育にもこれが絶対・・ということはないんです。それぞれの子どもにあわせるしかないので流行りの理論もそれほどあてにならないんです。大切なことは自分の子どもをよく観察する時間を持つこと、そしてほどよい距離間を探ること。これにつきます。

ちなみにこんな連載始まりました。短い回数ですけど。（笑）
https://kodomo-manabi-labo.net//hiroshitanaka-interview-01

9月21日 お久しぶりです

皆さん、お元気ですか。もうすぐ運動会というところもあるのかな。
今日は少し涼しくなりましたね。子どもたちの学校生活も少しは楽になったのでしょうか。
8月の下旬から9月の始めまでしばし田中はハワイでのんびりしてました。
働いている皆さんには申し訳ないけど、平日のハワイは旅費も安く混雑もしてませんから快適です。
何よりハワイは気候がよくて、日本に帰ってくるとハワイより暑いのにびっくりです。特に湿気が違い過ぎです。（笑）
日本に帰ってきてからは、いろいろな企画会議をこなしてます。
まずは女の子用の学習漫画の企画、さらに田中博史の新しい授業DVDの編集会議、来年度に出す、今大好評の算数ドリル「算数の力」(文渓堂)の新作について、今回はかなりバージョンアップするアイデアを検討してますがその会議と目白押し。
で、その合間をぬって、今度は二級船舶免許をとるなんてことにも挑戦してました。（笑）
七月に特殊小型船舶免許(水上バイク用)のをとったのですが、沖縄やハワイで水上バイクを乗り回しているうちに海の面白さにはまって、ついでに船舶もと・・・。
今日も今から小雨の中、レインボーブリッジの下をクルージングしてきます。操縦練習です。
昨日なら快適だったのに。残念。