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田中博史の「授業・人(じゅぎょうひと)」塾・PC版 

「授業・人(じゅぎょう ひと)」塾  活動紹介

5月30日の講座無事終了。参加してくださった方ありがとうございました。

5月のイベントはこれですべて終了しました。
参加してくださった方、ありがとうございました。

講座終了後、いろいろな感想が届きました。
「2時間があっという間に感じられた」
「時間が過ぎていくのがもったいないと思ってました。もっと長く・・」
「本当に毎回、紹介してもらう材料が違うのに驚きです。いったいどれだけ引き出しがあるの」
 
田中>>>いやあ、ありがたい言葉です。コロナで自宅待機している間に37年間の教師生活でとりあげた教材を学級通信などをてがかりにして、再確認してみたんです。
すると、まだまだ紹介していないものがたくさんあることに気が付いたので。
 それらを、組み立て直して紹介してます。
 あの人の講演会は毎回、中身が同じ・・なんて言われている人の話をよく聞くので、他山の石とせず自己研鑽をと思って楽しんでます。(笑)

「今回も面白い教材でした。どういう視点で紹介する教材を選んでいるんですか」
田中>>> この質問はいいですねえ。でもそういえば、語ってなかったようなので。
今回は、皆さんが担任として初めて子どもたちと出合う時期なので、いつもとは一味違う算数の世界を子どもたちに届けるためのものにしました。
 へー、先生は算数の先生だと思ってたのに、こんなことも知ってるんだなあと子どもたちに思ってもらえたらいいなと。
 子どもたちの中に算数って、こんなこととつながっているんだとか、教科書にあるものばかりじゃないんだなと感じてもらえると、狭くなった算数観から飛び出せるきっかけになります。
 これまで、どんな算数を味わっていたのかをよく見つめ直してあげて、それらを否定するのではなく(前の担任を批判しても仕方ないので)、視野を広げてあげるのだという考え方で、子どもたちに見せる世界を調整していくことが必要ですね。
 計算は無味乾燥な訓練ばかりだった・・という子どもたちならば数を使った楽しい遊びをしながら一石二鳥で計算練習にも実はなっているというネタを探すとかね。
 こうした教材を通して、「考えること」の楽しさに目覚めた子どもたちとなら、実は教科書にあるような教材でも楽しめるようになります。本当は教科書の中身だって苦しんでいるんですから。
 私が自分で担任している子どもたちとの算数では、たとえば授業DVDにもなっている「200÷0.5という式でいいの?」というようなシンプルな疑問で授業をすることも楽しめるようになります。
 まずは算数観、学習観、そしてそれを支える教師の教育観、さらには人生観が土台ですね。
 共に悩みましょう。
 では、次回、またお会いできるのを楽しみにしています。
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