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田中博史の「授業・人(じゅぎょうひと)」塾・PC版 

「授業・人(じゅぎょう ひと)」塾  活動紹介

ドリル「算数の力」を使って普通の授業

算数ドリル「算数の力」を利用して授業
 先日のセミナーでオープニングにドリルなどをどのように使っているかを尋ねられた時に紹介したこと。
 私は宿題ではなく、普通に日々の算数の時にも使っていました。練習問題をやる日も当然必要ですからね。
 下のドリルの5年生の速さのところ。
その中のページの問題1を解くと144÷2=72 時速72km
2を解くと3600÷3=1200 分速1200m
ここまでは、普通の練習です。
 でも、このページの下のチャレンジ問題を解いてみると・・・
 チャレンジ問題
   36kmを30分で走る車の時速と分速を求めましょう
  時速は36×2=72 時速72km
分速は36÷30=1.2 分速1.2km
ちなみに、このチャレンジ問題では、子どもたちが公式に頼らなくても感覚的に答えられるように30分の場合にしてあります。
 そして、導いた答えが時速72km・・。あれこれってさっきも見たような・・・。なんだ、さっきの1番と同じじゃないの、
 あれえ、そういえば2番とも同じってこと??? 1.2km=1200mだもん。 ということは、1番と2番は同じ速さだったのか。気が付かなかった。
チャレンジ問題のような書き方もできるんだね!!
同じ速さも、表し方がいろいろできるんだね、先生 面白いね
先生「じゃあ、君たちも同じ速さなのに表し方が違う問題を作ってみようか」
・・というような展開を楽しめます。機械的に時速、分速の換算をさせるのではなく、少し仕掛けしてみると・・。
 他の場面でも同様に使える仕掛けとして「おなじこと」が起きるようにしておくということがあります。
 子どもたちが、あれ??と反応するのを待ち、「偶然かな」と受けておいて、展開していくという方法はいろいろな場面でも使えますね。私の作った「算数の力」には、ところどころそんな仕掛けもしてあります。低学年ではイメージ化を大切にした活動のページも。たまにはドリルしながら算数の授業を楽しむのもありですよ。
 参考 「算数の力」文溪堂 田中博史監修
         各教科書会社毎の準拠になっています。
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