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田中博史の「授業・人(じゅぎょうひと)」塾・PC版 

「授業・人(じゅぎょう ひと)」塾  活動紹介

ZOOM講座を始めて構えが変わった

関東も25日には緊急事態宣言が解除されるのではないかという見通し。
少し明るい兆しかな。でも各学校の研究会は8月ぐらいまでは延期だったり中止だったりの連絡が相次いで入る。子ともたちが関わってくる仕事だから安全には最大限の配慮がいるから仕方ない。

そんな環境で、何も発信しないわけにはいかないと考えて始めたZOOM講座。
おかげでとても好評で有料なのに連続して参加してくださっている方がたくさんいらっしゃる。ありがたい。

ZOOM講座を開始して、気を付けていることは毎回紹介する教材や話題を一新していくこと。

そういえば、今まで全国を旅してまわっているときは、たとえば大阪で話したことは次の福岡で同じ話題をしても問題はなかった。参加される先生たちが全く違うのだから、ある意味こちらの準備は一度しっかりしておけば楽だったと言える。
私の全国ツアーなどは逆にそれを前もって宣言していたぐらいだ。
まあ、それでも複数回同じ内容の講座に参加してくださる方はいた。その方たちは、同じ話でも複数回聞くたびにちゃんと発見があるからそれでいいと言ってくださっていたけれど。
私もある意味、それに甘えていたかもしれない。ここ最近は、会場に複数回来ている方を見かけると何とか意地でも新しい話題をひとつは付け加えようと努力はしていたが・・・。(笑)

でも、このZOOM講座はそれではだめである。
全国どこからも参加できるのだから、旅して行っている講演会とは訳が違う。
冒頭に述べたように連続参加の熱心な先生たちがたくさんいる。
だからここまでの無料講座でも毎回、私の紹介する教材や話題はすべて異なっている。
もちろん授業観は変わらないが、お伝えする材料は毎回新しいものにしている。
同じ教材を話題にしなくてはならないときは、前回の発展した使い方にも踏み込んでともかく参加していただいた方に得したと思ってもらえるようにと努力している。

おかげで自分の過去の実践や子どもたちの資料をもう一度精読する必要も生まれ私も勉強になっている。
同じ子供のノートでも読み直してみると、当時は気が付かなかった新たな発見に出会うこともある。その意味では本当にありがたい時間をもらっていると今、痛感している。
旅続きの落ち着かない日々のときにはなかなかできなかったことだから。

コロナで生活環境が変わったことを嘆くだけではなく、その環境だからこそできることに挑戦してみると、いろいろな体験が新たにできることを講演会の準備だけではなく他のことでも身をもって味わっている日々である。

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